薄化粧の朝

雪です。

昨夜から降っていたのは知っていました。

闇世の中に白く積もった雪が車の形をとっているのを窓から覗いて、

今朝の心配をしながら眠りにつきました。

ここのところ東京方面の雪のニュースが絶えませんでしたから、

最悪の場合など想像していたのですが、ほぼ夜のままでした。

少しがっかりしたことを反省。

出かけていく家族の背中に小さな小さな雪が見えた時またまた震えてしまいました。

事故のないようにと。

既に車が走行したために雪のなくなった道路を見ながらおもいます。

子供の頃、降らない雪が降った時は嬉しくて喜んだものです。

うっすらと積もった雪はすぐに溶けてなくなってしまいます。

はしゃいではいけないのです。

ここに雪が降るということは、もっと降るところ、

もっと寒いところがあるということ。

罪悪感。

ですが、きらきらと明るいきれいな景色が見れました。