窓の灯り

暑くなってきたので窓を開けることが増えてきました。
その窓からお向かいの窓の灯りが見えます。
冬の間はほとんど窓を開けないので様子はわかりませんが
灯りはガラス越しにもぼんやり見えます。
もちろん、日が暮れてからのことです。

―これは、覗き見?いやだなぁ―

その窓に灯りがつかない日があって、
あれっ?
なんだか妙にそれが気になって、
あの窓は毎日夕方には明るくなるのです。
灯りのない日はほとんどなくて、だから気になるんです。
その夜も、次の夜もなくて3日目の夜、遅くにやっと灯りました。
なぜか安心しました。
なんでこんなことが気になるのか?
誰もいない家が寂しいだけなのかもしれませんが。

あちらの窓が明るくないと、なぜか妙に落ち着かないのです。