白杖を持つ理由…

弱視者の見ている世界―人生の途中で「白杖」を持つ”

ヤフーニュースからです。

中途失明者の方のお話です。
白杖を持つには思うことがあり躊躇したそうです。
白杖を持って外に出るには勇気がいるということです。
自分の安全のために、人に気づいてもらうために杖を持つのかと思っていました。
ところがここには、人にけがをさせる可能性もあるという理由から白杖を常に持つことにしたと語っておられます。
白杖を持つ方々は全盲の方ばかりではないことが周知されていないそうです。
少しだけ見えている弱視者と呼ばれる人は、その視力を補うためにスマホなどのIT機器を利用されます。
カメラの拡大機能で小さな文字を読み取ることができます。
これを利用してお店のメニューを見るそうです。
この様子を見た人が見えているじゃないか詐欺ではないのかと、見えているくせに見えないふりをしていると、逆に攻撃の的になったりする。
白杖の意味は単純にですけど理解しているつもりでしたが違ってましたね。


1ヶ月に1度くらい病院に行きますが、白杖を使ってる人を見かけたことはありません。
それはここが地方だから?田舎だから?
それでも見えていないんだと思われる人はいらっしゃいます。
付添いの方がいらっしゃたり、高齢者の方は普通の物をお持ちですし。
白杖はそれほど普及していないのかも?
偏った理解しかされていないのですから持たない方が安全と考える人もいるかもしれません。必要な人に必要な保護を与えられないとはどういうことなんでしょうか。

大丈夫だと思っていても、いつその立場になるかわからない。
こんなニュースを見ると怖くなります。
白杖を持つ方すべてが見えていない人ではありません。
少し見えている弱視者と呼ばれる人も含まれているということを理解してほしい。
そして弱視者と呼ばれる人がほとんどだということも。

このニュースに限ってではないですが、意外なことを知らなかったという事実と、そして知らないでは済まされないこと、ひとりひとりが少しでも広めていくことが大切だと感じます。